2025年9月4日木曜日

イスラム教徒など外国からの大量の移民受け入れによる人口増加計画の是非を住民、県民、国民に堂々と問うべき。


 buvery reposted

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 こういう重要な問題は、真正面から住民に是非を問うてからやったほうがいい。このままで、定住はしませんとか、家族は帯同させませんとか、嘘ついて、気がついたときはロンドンのようになっている。ロンドンが悪いとはいわないが、それでいいか、住民に選択肢を示して問うべきだ。

 ああ、そういえば、「世界経済の死角」(河野、唐鎌)を図書館に頼んでおいたら何十人か待ちでようく昨日きたので、パラッと見てみたら、移民の受け入れについておもしろい視点があったので紹介してしておく。

 「AIと外国人労働者が日本の中間層を破壊する?」という章がある。クエスチョンマークがあるが、その危険性が強い、みたいな論調。

p359
 ・・・グローバリゼーションやデジタル革命によって、製造業の現場が海外に移転したり、非製造業でも省力化が進んだことで、中間的な賃金の仕事が減少したということもあります。 
   移民の流入は、そうした構造変化と並行して進行したのです。
 こうして「下流中間層」に位置する人々は、中間層から転げ落ちたうえに、移民との競争にさらされ、賃金にさらに下方圧力がかかったのです。
  海外からの低スキル移民の受け入れによって大きなメリットを得ているのは、高度な教育を受けた人々や、スキルの高い専門職、そして企業です。 では、そのメリットはどこから生まれているのかというと、経済全体で見ると、それは結局、「下流中間層」の人々の実質賃金が下がることによってもたらされているのです。
 なるほど、とおもったのは、DX化によって生産性はあがるかもしれないが、労働者の賃金があがるわけではないわけだね。それは産業革命で労働者が豊かになるどころか過酷な労働環境にさらされるようになったことからも推測がつくね。
 
p366
・・・、労力や資本の移動が活発になれば、各国の経済や社会は次第に”同質化”していきます。つまり、国ごとの文化や制度、暮らしのスタイルといった”多様性”が失われてしまうのです。一方で、労働力や資本のをある程度制限しながら、自由貿易によって財やサービスの移動だけを活発にするのであれば、経済的利益を得つつも、世界の多様性 は維持されます。私たちは、本当に世界の同質化を望んでいるのでしょうか。

 俺流にいいかえると、先進国が多文化主義を一様に採用して、なおかつ、グローバリゼーション採用で、先進国は同質化していく、ということかな。 

 2つ目は先ほども触れたように、 移民を受け入れることで企業やは高スキル人材は大きなメリットが得られますが、そのメリットの源泉は、 移民と競合する国内労働者からの「所得移転」です。

  人手不足により大量の移民を受け入れることは、ロウアーミドル(下流中間層)の暮らしを圧迫し、それが、欧米の右翼の台頭の要因でもあるわけだね。

 左翼は移民受け入れ制限を云々すると「排外主義!」と言って非難する人がおおい。しかし、大量の移民受け入れによって、左翼が取り込むべきだった下流中間層の暮らしが圧迫されることになるのは皮肉だね。 

 高いスキルを持つ人とそうでない人の分断が政治的副作用ですが、実は、もう一つの政治的副作用は、日本ではほとんど認識されていません。
 それはディアスポラ(在外同胞)の存在です。ウクライナ戦争ではロシアが「ロシア系住民がウクライナで迫害されている」と主張し、それを口実に軍事侵攻を正当化しました。

 ここは非常に微妙な論点だね。

 例えば、すべての中国人をスリーパーエージェントのようにみなせば、差別主義となる。 しかし、こうした移民たち存在が本国の利益のために悪用されることがない、といえば、ウクライナ戦争の口実になったような大切な政治問題に眼をつむることになる。



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